旅するぽんきち♂

クライミングと食欲の狭間で苦悩するぽんきち♂の日記。

四国一周 ⑤宇和島〜徳島

・DAY7:2022.5/6(金)

旅も残すところあと3日、本日は宇和島〜松山。距離にして105.28km、獲得標高は1,456m。ヨンイチ始めた時の核心は久礼坂か足摺岬かと思っていた。しかし、通称宇和島坂(勝手に名付けた)の方が圧倒的にキツかった。

f:id:tao_han_ten0829:20220610151101j:image良い街宇和島を出発、早朝に和霊神社に参拝。宇和島の街を出たらすぐにヨンイチ一番の難所、宇和島坂に突入。ここの核心はキツイ登りが永遠に続くことに加え、エンドレスな歩道なしのトンネル連チャンである、しかも登りで交通量も多い。息も絶え絶え、宇和島坂を越えると、初めて訪れる街が出てきた。八幡浜である。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610151619j:imageここの道の駅はすごい。併設されているどーや市場では魚がびっしり。このカニは何だ!どーやって食うんだ?!鯖や太刀魚、その他知らない魚。ここに沈殿したいが沈殿してしまうと一周は叶わない。

f:id:tao_han_ten0829:20220610151910p:imageそれでもなんか食わねば腹が収まらんので、鯖を道の駅で捌くSNちん。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610152315j:imageしぶしぶ八幡浜を後に。ここいらも海が綺麗だ。

松山市近郊は大都会へ向かう道、交通量も多く、サイクリング向きではない。なんとかかんとかで夕方には松山市市内へ到着!

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f:id:tao_han_ten0829:20220610152554j:image道後温泉の坊ちゃんの湯は改修工事のため覆いがされていた。さて、残すところあと2日、残り300km超えの旅程をどーこなすか、それとも諦めるか、相方との議論は続くのでした。

・DAY8:2022.5/7(土)

ぼちぼち社会や会社という現実の足音が聞こえてきそうなラスト2日。コースマップ通りなら本日は今治までの50km弱程度の道のりだが、終点徳島までは残り310kmほどある。幸い前夜はよく寝て体調も良い、そして何よりヨンイチのハイライトは南半球(宍喰〜宇和島)であると言うことを、北半球の都市っぷりを見て知った我々は、何としてもこの旅で一周制覇しようとココロに誓ったので、本日の目的地を観音寺を通り過ぎて 香川県は宇多津まで一気に行くことに。その距離なんと180km、今回の旅の天王山とも言える。

f:id:tao_han_ten0829:20220610163650j:image今治駅にはこれからしまなみ海道ツーリングに向かう楽しそうなサイクリストたちで溢れている。我々は9時には今治着、ここからまだ130kmの旅程が控えている。

この日はひたすら距離を消化した。ほとんど写真も撮らず、いろいろ走り抜けた。途中道の駅 今治湯ノ浦温泉では、地元のおばちゃん達がミカンの露店を出していて、我々を見るや「ミカン食べていきっ!」と、結局丸々2個分は剥いて食べさせてくれた。100%ミカンジュースもご馳走になって、メッチャ元気が出た。

f:id:tao_han_ten0829:20220610164310j:image観音寺にある銭形之絵はポンちゃんの行きたいところリスト上位に入っていたらしく、夕方粉塵にまみれてヘロヘロだったが立ち寄った。展望台までの登りがヤバかったが、脚力が付いたのか何とか登り切った。

f:id:tao_han_ten0829:20220610164621j:imageデートスポット、SNS映えスポットとして有名な父母ヶ浜。水面に自分が投影されて幻想的な写真が撮れるスポットだが、ヨレヨレで砂浜には入らず、浜の手前で恨めしげにカップル達を睨みつけ、残すところ30km弱の道のりに向かい合った。

以上、宇多津到着は夜8時、行動時間15時間、移動距離180kmのDAY8は幕を閉じた。

・DAY9:2022.5/8(日)

ザ・ラスト・DAY!明日からは仕事、浮世に戻ることができるのかしら。前日の強行軍で股が痛い、太腿もオワタ。しかし、今日は北半球でザ・ベストな楽しみが、

f:id:tao_han_ten0829:20220610165525j:image一軒目、宿の近所にあった朝早くから空いているうどん屋 5.8。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610165629j:image二軒目、有名店ひさ枝のすだちうどん 5.13a。トッピングもモリモリ付けました。

f:id:tao_han_ten0829:20220610165759j:image高松到着!

f:id:tao_han_ten0829:20220610165826j:imageひたすら距離を消化する。今日は向かい風が強くて走りづらい。

ヨレヨレ過ぎて写真を撮る余裕がなかったが、香川県を終えて徳島県に入ると鳴門の岬越え。かなりのアップダウンに喘ぎに喘いだけれども、この辺の自然はなかなか見事でした。

f:id:tao_han_ten0829:20220610170143j:image最後のひと息、吉野川を渡る。

そして、

f:id:tao_han_ten0829:20220610170316j:image始まりと終わりの地、徳島県庁へ。感激のゴールでした!自転車での四国一周、当初は一気に回れるなどとは全く思っていなかったが、相方とあーでもない、こーでもないと話しているうちに現実味を帯び、実際にトライに至る。計画から実行、途中のプロセスのどれをとっても良い思い出になりました。

f:id:tao_han_ten0829:20220610170631j:imageスタンプも要件を満足できる個数集まった!相方のSNちん、今回もありがとう!!!

四国一周 ④中村〜宇和島

・DAY5:2022.5/4(水)

旅も折り返しのDAY5、快適過ぎる民宿を後にして、一路足摺岬へ。今日の行程はコースマップ通りなら中村〜足摺岬を経て大月までの97.46km、獲得標高は1,315mだが、大月まで行ってしまうといいテン場がなく、さらに風呂もない。考えあぐねた結果、土佐清水の少し先にある三崎浦までの行程にした。そうしたら、土佐清水で買い出しもできるし、風呂も入れる。我ながらグッドアイデア

f:id:tao_han_ten0829:20220610140837j:image岬へとつ続く路。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610140913j:image緑のトンネルをくぐると足摺岬。思ってたよりアップダウンがキツくなかった。

f:id:tao_han_ten0829:20220610141555p:image中村にサンダル忘れてショボーンなSNちゃんwithマンちゃん。

f:id:tao_han_ten0829:20220610141722j:image足摺岬灯台より。海がメッチャ綺麗だ!

f:id:tao_han_ten0829:20220610141759j:image第38番札所 蹉跎山 補陀洛院 金剛福寺。寺の前に売っていたアイスクリンの旨いこと。

f:id:tao_han_ten0829:20220610142139j:image足摺岬から土佐清水へ。土佐清水市内で風呂と買い出しを済ませて本日のテン場探し。ジョン万次郎記念館も行きたかったが時間的に厳しかったのでパス。記念館から少し行ったところに理想的なテン場発見!本日のお宿トス!

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f:id:tao_han_ten0829:20220610142438j:image西の海に陽は沈み、穏やかな海は今日も心地よくアルコールを巡らせる〜。ダバダ火振りはこの辺のお酒だということを勉強しました。

・DAY6:2022.5/5(木)

こどもの日。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610143409j:image童心に戻って朝から竜串海岸散策。本日は宇和島まで。前日大月手前で終わっているので、本日は大月〜宇和島75.54km+20km程の距離、獲得標高は832m。旅も6日目になるとかなりカラダに疲れが残る。

f:id:tao_han_ten0829:20220610143922j:image宿毛に行く手前にいつも大堂海岸お立ち寄りの際はお世話になります山田鮮魚店

f:id:tao_han_ten0829:20220610143936j:image終点、宿毛駅

正直この辺になると、ジオグラフィックな見所が終わってしまったのと、カラダもかなりヨーレヨレであんましいい写真撮ってない。昼飯も弁当食った記憶が。四国一周のハイライトが終わってしまったかのような寂しさチラリ。。しかし、侮る事無かれ宇和島、本日のハイライトは、

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f:id:tao_han_ten0829:20220610144346j:image宇和島の夜、寿司屋で食った鯖の刺身5.15a。今まで産まれてこの方食った魚の中でトップオブトップ!旨い!!!食いネタだけで〆ることになったが、夜は道の駅向かいの空き地をテン場としましたとさ。

四国一周 ③高知市〜中村(四万十市)

・DAY3:2022.5/2(月)

本日は土佐久礼までの走行距離58.09km、獲得標高495mのお気楽コース。本当はこんな日に距離を稼がないといけない!と思われるかもしれないが、それは無理なお話。何たって今日は久礼である。久礼には市場があって、それはそれは美味しい鰹とお酒が楽しめる。だから久礼で泊まらずに走り抜けるなんてのは、全くもってナンセンス。

f:id:tao_han_ten0829:20220610083750j:image本日の目的地にテンションが↑ついつい松風に取り付くSN。

f:id:tao_han_ten0829:20220610084304j:image海沿いの軽快な道が続くが、須崎のあたりから山道でアップダウンが出てきた。

f:id:tao_han_ten0829:20220610084629j:imageこの辺りの海はすごく綺麗。高知の魅力が詰まってる。

f:id:tao_han_ten0829:20220610084815j:image道の駅 かわうその里すさきでスタンプゲット。

f:id:tao_han_ten0829:20220610085025j:imageSNもスタンプ!

f:id:tao_han_ten0829:20220610084851j:image車通りも少なく快適。

f:id:tao_han_ten0829:20220610084914j:imageシェイド内。

f:id:tao_han_ten0829:20220610085113j:image距離が短いので昼ごろには久礼到着!まだまだ陽が高いがそんなのカンケーねぇ、酒池肉林のはじまり始まり〜♪

f:id:tao_han_ten0829:20220610085244j:image鰹。

f:id:tao_han_ten0829:20220610085314j:imageとにかく鰹。

f:id:tao_han_ten0829:20220610085347j:image時々ところてん。高知のところてんは醤油出汁に生姜を入れて食べます。個人的には関西の黒蜜よりこっちの方が好き。

鰹で腹を満たしたら、これまた学生時代に懐かしい黒潮本陣でひとっ風呂浴びて、テン場で宴会の続きをやります。久礼は風呂もスーパーもコインランドリーも鰹もある天国のようなところです。

f:id:tao_han_ten0829:20220610085744j:image酒池肉林パート2。

f:id:tao_han_ten0829:20220610085819j:image当然焚き火。

f:id:tao_han_ten0829:20220610085838j:image黄昏るSN。DAY3の夜は更ける。

・DAY4:2022.5/3(火)

今日は高知最大の難所である久礼坂越え。久礼の街を出るとすぐに難所に差し掛かるというメンタルやられそうなDAY4の始まり。本日は旧 中村(現 四万十市)までの106.41km、獲得標高1,277m。

f:id:tao_han_ten0829:20220610090815j:imagef:id:tao_han_ten0829:20220610092731j:image急登が続く久礼坂。朝早いので気温が低いのがありがたい。

f:id:tao_han_ten0829:20220610092613j:image七子峠はSNと兄ちゃんがバスでおばあちゃん家行く時に寄ったお茶屋があった懐かしの場所らしい。峠を過ぎると一変下り基調となって快適。

f:id:tao_han_ten0829:20220610091608j:imagef:id:tao_han_ten0829:20220610091616j:image道の駅 あぐり窪川でスタンプゲット!

f:id:tao_han_ten0829:20220610091758j:image今日のコースは海沿いから離れて山側のルート381を大正町方面へ上がり、その後ルート441を四万十川沿いに降ってくる。

f:id:tao_han_ten0829:20220610092051j:imagef:id:tao_han_ten0829:20220610092749j:image十川の鯉のぼりの川渡し。ゴールデンウィークだけあって人が多かった。

f:id:tao_han_ten0829:20220610092844j:image昼食は評価の高かったいわき食堂。ゴリという川魚の丼物と川海老の素揚げを頂く。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610093139j:image美味い・不味いは人それぞれだが、ゴリ丼よりカツ丼を選ぶべきだったと後悔、川海老も近所のスーパーで買った小エビ素揚げとの違いがワカラン、5.7。

f:id:tao_han_ten0829:20220610093324j:image四万十ならではの沈下橋

f:id:tao_han_ten0829:20220610093349j:image四万十川を下ると中村の街へ出る。今日はここで民宿泊まり。旅の宿寿吉にて宿泊、久々に畳の上で寝られる〜。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610093655j:image食べきれないくらい出されるご馳走の数々!どれもメッチャ美味しい!5.14a。お宿の名物オバチャンも面白かった。お世話になりました。

四国一周 ②徳島市〜高知市

・DAY1:2022.4/30(土)

記念すべき初日。本当は前日の29日からスタートの予定が、生憎の土砂降り。スタートを1日遅らせて、29日前乗りで徳島到着。

f:id:tao_han_ten0829:20220609090118j:image前祝いにオニク。鳴門市のスタミナ軒 5.13b。肉食って英気を養う。

f:id:tao_han_ten0829:20220609090703j:image翌朝、前日までの雨も止み、始まりと終わりの地、徳島県庁前へ。初日の行程は徳島〜宍喰の91.32km、獲得標高813m。DAY2の宍喰〜高知市までが130kmあるので、少しでも今日は距離を稼ぎたいということで、朝6:00出発。

f:id:tao_han_ten0829:20220609091156j:image徳島市阿南市を過ぎると田園風景が広がる。この道はいつか来た道、日和佐でクライミングする時通る道。

f:id:tao_han_ten0829:20220609091329j:image道の駅 日和佐。自転車でこんなところまで来れるものだと驚き。

f:id:tao_han_ten0829:20220609091424j:imageランチは牟岐駅近くのムチャチャボラーチャ 5.13c。ボリューム、内容ともに田舎と思えないほどのハイクオリティ!お向かいにある酒屋さんにもお世話になりました。

f:id:tao_han_ten0829:20220609091924j:image海沿いで天気も良い!

f:id:tao_han_ten0829:20220609091958j:imageDAY1は道の駅 日和佐と宍喰でスタンプゲット!夕方16時ごろ道の駅 宍喰の横にある風呂屋でひとっぷろ浴びて、スーパーで晩ごはんの買い出し。宍喰付近には良いテント場が無いため、ルート55をもう少し南下して室戸岬にもう少し近づいた海っぺりをお宿とす。

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f:id:tao_han_ten0829:20220609092410j:image目前に広がる太平洋、焚き火とアルコールが心地よい。明日はどんな旅になるやら。

・DAY2:2022.5/1(日)

f:id:tao_han_ten0829:20220610072608j:image学生時代に原チャリツーリングしていた時もそうだが、長期のテント旅になると生活のサイクルも旅仕様に変わってくる。今回もその例に漏れず、日の出とともに起床し、日の入りとともに就寝。前日室戸岬まで残り約10kmくらいまで詰めたので、本日の距離130.21km、獲得標高567mという標準コースより少し少なくはなっている。

f:id:tao_han_ten0829:20220610074211j:image室戸岬に来たのは何年振りかしら?!お久しぶりです中岡さん。

f:id:tao_han_ten0829:20220610074327j:image夜須町で有名な手結港可動橋。江戸で言うところの勝鬨橋か。

f:id:tao_han_ten0829:20220610080221j:image本日休業していたが、トップオブ“SAKE”とワタシが信じて疑わない南酒造場。魚との相性抜群の日本酒です。

f:id:tao_han_ten0829:20220610080240j:imageもちろんスタンプも忘れずに!

f:id:tao_han_ten0829:20220610080333j:image昼食はルート55沿いのサンフーズでバーガー&タコ焼き!SNが子供の頃からある店らしい。

f:id:tao_han_ten0829:20220610080310j:image室戸岬から高知市までの道のりはルート55沿いに設けられたサイクリング専用道路を行きます。雄大な太平洋を眺めながら快適なチャリップ。一度相方のポンポコ号にパンクはあったものの、無事に高知市へ到着。

f:id:tao_han_ten0829:20220610075103j:imageひろめ市場は観光客向けで人もごった返し、高くてあまり美味しくない印象で好きでは無いので、ここでは記念撮影のみ。事前にサーチしていた酒場へ向かいます。

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f:id:tao_han_ten0829:20220610075257j:image市内からは少し外れますが、居酒屋 とさべんで夕餉を。ここの肴は何食っても美味い。なんならポテトサラダとか、魚じゃ無いものも絶品、5.14a!!宿は種崎千松公園のキャンプ場にて、高知の夜は更けていく。

四国一周 ①準備編

f:id:tao_han_ten0829:20220609054552j:image愛媛県自転車新文化推進協会が主催しているサイクリングプロジェクト“四国一周”、通称ヨンイチ。。その存在を初めて知ったのは、2021年の夏に高知でサイクリングしていた時。久礼の悪名高い胸突き急登の久礼坂をサイクリスト2人連れが、爽やかな白とブルーのヨンイチジャージに身を包んでいて、あのカッコいいサイクルジャージはなんだ?!と検索かけたのが始まり。

相方のポンと一緒に早速エントリーしてプランを練ること半年。当初はパートパートで地域分けして、何トライかで完走を目指そうとしていたが、輪行するにも交通の便が悪かったり、宿泊の問題を考えると、テン泊を基本として一気に回った方が良いという結論に。早速ロードバイクにテントや生活用品一式を積み込んでの試験チャリップが始まる。

f:id:tao_han_ten0829:20220609055646j:image重装備での最初の試験チャリップは淡路島一周“アワイチ”からスタート。装備やパッキングは試行錯誤を重ねた。

f:id:tao_han_ten0829:20220609055925j:imageビワイチの経験を活かして、2度目の試験チャリップは琵琶湖一周“ビワイチ”。アワイチはソロで行っていたが、ビワイチは相方ポンと同行で積載量の幅が広がる。

f:id:tao_han_ten0829:20220609060232j:imageこれら2回の試験チャリップの結果を踏まえ、装備の選定に入る。試験チャリップでは1泊2日、ヨンイチでは9泊10日となるが、服装以外の基本装備に大差はなかった。

f:id:tao_han_ten0829:20220609060750j:imageテントは学生時代から使っているアライテントのエアライズ1(1〜2人用)、コンプレッションバックで圧縮した夏用寝袋(ナンガ)、シートゥーサミットの枕、ニーモのエアマット、目隠し耳栓、ガスヘッドは少し重いが燃料調達しやすいイワタニのカセットコンロ用ガスが使用できるタイプにした。コッヘルで調理するので湯沸かし専用としてヤカンを持参、ナイフはこだわりのusn mk1、買ったビールを冷やしておくための保冷バック、無聊を慰めるためにラジオと篠笛も持っていく。無聊といえば、焚き火がしたくなった時のために焚き火台も持っていったが、海辺はほぼ直火ができたので一度も使わなかった。相方にはタープも持ってきてもらったが、天気が良かったので使わなかった。携帯充電用のモバイルバッテリー、ヘッデン、最も役立ったのはモンベルの親指サイズのランタン、軽量コンパクトでめっちゃ明るい!キャンプの雰囲気出しに一役買ってくれた。

f:id:tao_han_ten0829:20220609061343j:image着替えは基本下着類3着、サイクルジャージの予備(上)1着、防寒ジャケット、雨具(上)石鹸歯磨き類とした。他にテント場でのんびりするためのビーサン、サングラスetc.。輪行バックはエスケープ時のお守り、傘は持っていかなかった。他に役立ったのは折り畳み式のリュックサック、食材を買って移動時にレジ袋がわりに使用する。

f:id:tao_han_ten0829:20220609061919j:imageなびナビゲーションはガーミンに頼ろうと思っていたのだが、折悪く破損してしまい持参できなかった。結果的には道路にしっかり案内表示がしてあるので、あまりナビゲーションに困ることはなかった。

f:id:tao_han_ten0829:20220609062118j:imageこれらの装備を積載するとこんな感じ。少し積載からはみ出てシートバックの上にも括り付けらている。積載はフロントバックがゼファール10L、フレームバックはBlackburn 5.8L、シートバックはゼファールの8〜17Lで総容量は約33L。かなりキツキツだが快適旅には必須なのさと、そんなこんなで準備は整い、あとは出発を待つだけ。

ビワイチ。

f:id:tao_han_ten0829:20220411123517j:image一周シリーズ第二弾!4/9〜10でロードバイクテント泊でビワイチチャレンジ。

正確には琵琶湖大橋の道の駅から北湖を160km周回。例によって金曜日にアホほど飲み倒したので、土曜日は遅めの13時スタート。半時計周りで北に向かいます。

f:id:tao_han_ten0829:20220411124206j:image実は10年ほど前に北湖一周はしたことがあるのですが、当時はこんなに自転車道が整備されていなかった。今はほとんど車を気にせず快適な道が整備されています。

f:id:tao_han_ten0829:20220411124345j:image天気も最高!遅めスタートなので早々に陽が傾き始め、今日は長浜周辺の湖畔に宿を取ります。

f:id:tao_han_ten0829:20220411124505j:image湖畔の夜景を眺める相方。

f:id:tao_han_ten0829:20220411124539j:image豪勢な夕食。

f:id:tao_han_ten0829:20220411124605j:image特産品を肴に呑んだくれます。

f:id:tao_han_ten0829:20220411124655j:image湖畔の夜明け。

f:id:tao_han_ten0829:20220411124712j:imageお宿はこんな感じ。5時半起床して朝食後、7時出発しました。

f:id:tao_han_ten0829:20220411130306j:image湖北は桜が満開です。今年最後のお花見ツーリングかな。

f:id:tao_han_ten0829:20220411130346j:imageビワイチは北部の一部以外アップダウンの少ない快適路です。

f:id:tao_han_ten0829:20220411130441j:image寄り道もします。こほくの湖北の有名なピーナッツ煎餅屋さん。この辺は河津の桜名所で、観光客も大挙してました。

f:id:tao_han_ten0829:20220411130540j:image河津の桜。カヤックやらサップやらでヒト、ヒト、ヒト。少し人酔いします。

f:id:tao_han_ten0829:20220411130643j:image河津エリアを過ぎたらあとはひたすら琵琶湖大橋を目指します。駐車場には15時到着。初日60km、2日目100kmの行程でした。

これでゴールデンウィークに計画している四国一周のプレツーリングは終了。装備や積載面で大分工夫や経験も得て、現実味が出てきました。四国一周楽しみ〜!

アワイチ。

f:id:tao_han_ten0829:20220405110406j:image新年度の4月2日〜3日、週末を利用して淡路島一周ツーリング、通称“アワイチ”にトライしてきた。

f:id:tao_han_ten0829:20220405111755j:image荷物はできる限り絞ってUL装備。寝袋もシュラフカバーで代用。ロードバイクでは初のテント泊ツーリング。

岩屋の道の駅あわじに車を停めて、初日は時計回りに洲本方面を目指す。宿泊地とか一切決めず、成り行き任せの旅。

f:id:tao_han_ten0829:20220405112005j:imageUL装備にしているものの、やはりテント泊装備は重い。

f:id:tao_han_ten0829:20220405112107j:imageひる昼過ぎの遅めスタートなので、休憩もほどほどにw

洲本市内には16時過ぎに到着。お日様的にはもうちょい走れそうだが、これ以上行くと銭湯もスーパーも、コンビニすらなくなるエリアに突入してしまうので、本日は軽めで終了。だいたい40kmくらいか。

f:id:tao_han_ten0829:20220405112341j:image洲本市内でひとっぷろ浴びる。スーパーで晩飯と酒を買い出して、さてどこで寝よう。

洲本市内には海沿いに綺麗な公園があるが、いかんせんあちらこちらにキャンプ&BBQ禁止の看板が、しかも市街地にあまりにも近すぎて落ち着かない。考えあぐねた末、もう少し駒を進めて良きところを探索することに。

洲本の街を過ぎると辺りは一気に賑わいを失い、海沿いの山間部に突入。陽は傾いてきて、物寂しくなってきた。早く宿を見つけねば、とググってみると、生石公園なるところを発見。山の上で少ししんどいが、藁にもすがる思いで這い上がると、いい公園じゃないか!?

f:id:tao_han_ten0829:20220405113128j:image本日のおやとお宿。桜の下に陣取れました。実はこの公園、旧軍の要塞陣地で周りには煉瓦造りの厳しい遺構や洞窟、慰霊碑などがあって、かなりホラーな感じではありましたが、この際仕方ない。ラジヲを大音量でかけて酒を煽ると気分も和らぎます。

f:id:tao_han_ten0829:20220405113412j:image宴会はよふけまで夜更けまで。夜間はシュラフを持ってこなかったことを後悔するほど寒かったw

f:id:tao_han_ten0829:20220405113810j:image翌朝は曇り。寒さであんまし寝れなかったけど、7時には撤収完了して出走!晴れ予報のはずが何故かポツポツ降り出してげんなりノスケ。

峠越えを終えるとどこまでも続く海沿いの絶景。淡路島は北部は人が多くチャラいのであまり好きになれないが、南部の雰囲気は好きだ。福良の町までコンビニひとつなく、シャリバテ寸前。

f:id:tao_han_ten0829:20220405114130j:image福良の町で美味しい喫茶店で遅めのモーニング。

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f:id:tao_han_ten0829:20220405114209j:image町ではちいさ小さなお祭りが。こういうお祭りが好きです。

f:id:tao_han_ten0829:20220405114251j:image鳴門海峡。とうとう反対側まで来ました。

f:id:tao_han_ten0829:20220405114335j:imageランチは丸山漁港にある人気のピザ屋さんで。ここからラストスパートに向けてエネルギーチャージです。

北にあがるほど街は大きくなって、交通量も多くなる。2日目は約110kmほどの道のりだが、荷物が重いので負担も距離と比例して大きくなる。

f:id:tao_han_ten0829:20220405114614j:image残り5km、ガンバっ!

f:id:tao_han_ten0829:20220405114643j:image見えてきました明石海峡大橋。道の駅あわじには15時過ぎ到着。アワイチ150km完走です。今回の教訓は、①酒を買いすぎないと、②寝袋は必須です。