体力には昔から自信があった。初めて山岳会に入ったのも大学3回生の時。冬に初めて雪山に行ったが、その帰り先輩から「お前はもーボッカせんでええ」と言われたほど、基礎的に強かった。
だから、ちょっとやそっと怠けたって歩きの山行くらいへっちゃらって思っていた。しかし、現実はそう甘くない。酒浸り、このコロナ禍で仕事とはいえ週5で飲み歩き、運動しないで過ごすこの生活。そりゃバテますわw
前夜は早く寝て朝早くから前穂高へアタック。アタック前には「行けたら奥穂高まで行こうか」などとほざいていたのが噓のようにバテました。まあこうなることはある程度想像していたが、にしてもバテた。
登りは続くよどこまでも。
朝天気はよかったが、昼を過ぎてから少しずつ曇りだし、山頂に着くころにはガスの中。アタマくらくら、少し高山病気味でもある。
這う這うの体で登り切った3,090m。しかり、最近かいていない滝のような汗をかき、動かしていない心臓を動かし、血を全身に巡らせる。それはとても気持ちいことです。不摂生の身体を今回で戻せるとは思いませんが、いい切っ掛けにはなったかな。
明日は焼岳でリハビリの続き。お盆休みの㊙計画に向けて体力を回復作業中です。
つづく。